God Dwells in Small Things

楽プラのカウンタックを曲げる

BMW M1はクリアーを厚吹きでデカールが膨張して凸凹が増す傾向が見られたので、しばらく放置して対策(水性クリアーを試してみる?)を考えます。
「いかん!関西オートモデラーに持ち込む作品がない!」ということで、楽プラのカウンタックを超速で完成させることに..。製作記の初回で3Dプリントのタイヤを取り上げましたが、フロントの車軸を加工してステアできるように改造します。
材料は1.8mmと2mmの真鍮線と時計用のネジです。最初に1.8mmの真鍮線を横に貫くようにドリルで穴を開け、二回り太い短く切った2.4mmmの真鍮パイプを被せて両者をネジ止め。半田付けでネジの頭と尻尾を固めた後、ダイヤモンドディスクで削り落とします。
パイプの内側の径は2mmなので、2mmの真鍮線を差し込んで半田で固め、車軸に通して長さを調整。シャシーの中央で別のパイプを使って左右を繋げば完成です。
完成させるにあたってもう一つのハードルが、カウンタック独特の巨大なワイパー。これを一気に作ろうとすると気持ちがメゲてしまうので、課題をアームとブレードに切り分けて考えるようにします。
使用する洋白の帯金や角棒のサイズをあれこれ試しながら、実際より少し細めに、半田付けを駆使してまとめ上げました。
ブレードの弓の部分は、0.3mm幅の帯金をアーチ状に曲げ、その片端を黒瞬着でブレードの上に仮止め。反対側を半田のちょん付けで固定した後、アセトンに浸して接着剤を除去し、同じように半田でちょん付けする作業を繰り返します。
こうして出来上がったブレードとアームの合体も、もちろんピンポイントの半田作戦..。念のために養生用のマスキングテープは2重にしましたが、さすがにやり直しの効かない一発勝負なので、緊張の一瞬でしたね。

Leave a reply

*
DigiPress

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
Return Top