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テクノモデルのTipo33/2 – クリアーの研ぎ出しと磨き

テクノモデルのアルファロメオTipo33/2の研ぎ出しと磨きの様子について、それぞれ動画を撮ってみたので、興味ある方はご覧ください。

コンパウンドはどうしても「キュッキュッ」と力を込めて磨きがちですが、逆に小傷を増やすことにもなりかねません。イメージとしては、綿棒と塗膜の間に存在する研磨粒子に仕事を任せるつもりで手を動かします。

リア→ルーフ→右サイド→左サイドときて、フロントのボンネットを磨く前に、サイズ変更したヘッドライトカバーのフィッティングをやっつけました。このTipo33/2や250GTOのようにライトカバーの外周に銀色のリムが付く場合、これくらいの余裕と段差を設けておかないと、きちんと収まった感が出ません。
ボディ全体を磨き終えたら、ライトハウジングの周囲をマスキングしてグロス寄りに振ったジャーマングレーを吹き付け。ノーズのインテークやホイールアーチの裏側の黒は、エナメルのジャーマングレーで塗っています。
ハウジングに吹いたジャーマングレーが半乾きの状態でマスキングを剥がし、吹きこぼれた飛沫をコンパウンドで除去。準備しておいたヘッドライトやカバー、前後左右の窓を順番に取り付けていきます。いずれもセメダインのハイグレード模型用を水溶きしたものを流し込むようにして固定しました。あと、メッシュを付けてみて気がついたんですが、フロント側はコクピットの奥に抜けがあって適当に光が入って奥行き感がありますが、リアは完全に閉鎖されるので、何というかつまんない感じがしますね。ボディとシャシー、タイヤを組み上げたところで、運搬・展示用の台座を準備していなかったことに気がつき(笑) 予備に買ってあったアクリル板をスプレー糊で貼り合わせ、モデルを中央にレイアウトして、固定用のネジ穴をドリルで開けました。
ドアノブやライトカバーのリム、エッチングのエンブレムなどは、この台座の上に固定した状態で取り付けています。リアのアルファロメオの丸いバッジは、楽プラのフェアレディZの余った銀シールからの流用です。
メーターの文字盤の印刷をアセトンで拭き取れば、1/43にちょうどいい厚みの銀シールが得られるので、それをリアのセンターに貼り、上からデカールを定着させればOKです。
ご覧のように、SHS2023 合同作品展の前日には車の形になりました。よく見るとサイドウインドウの小窓のモールドなど、足りないところはありますが、それについてはSHS合同展を終えてから再開します。

Comments & Trackbacks

  • コメント ( 2 )
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  1. コンパウンドで磨くときに、力を入れて磨いていました。力任せですると小傷が増えるので注意しないといけないですね。参考になりました。

    • 作業に熱中していると、ついつい力が入ってしまいますよね。「コンパウンドの粒子を転がすだけでいいのだ」と思うようにしています。

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