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テクノモデルのTipo33/2 – ライトカバーと窓枠

すっかり忘れてましたが、塗装の前にやることがありました。ライトカバーや窓枠のフィッティングです。
まずは洋白線をループ状にして、ボディ側の凹みの内側に合うように曲げ、先端の尖った部分をハンダで固定します。
そのままだと厚みがあり過ぎるので、黒パテの粘性を利用して膜を張るように裏打ちし、一枚板にして強度を保った状態で、ダイヤモンドやすりで削って磨き、アセトンに浸してパテを落としました。
ヒートプレスの熱源はキッチンのガスレンジで、火傷しないように革の手袋は必須です!
最初に使った洋白線は0.4mmで、ボディに合わせてみると太目に感じたので、最終的に0.3mmに落としたもので反対側も作りました。
前後左右の窓枠は、バキュームフォームの原型用に作った板のエッジに、洋白線を沿わせて重ねる構成でいくことにします。まずは必要な長さをフレキシブルなハンダ線で計測して…
洋白線の断面がかまぼこ状になるように、土台に瞬間接着剤で仮止めした状態で粗目のサンドペーパーをかけ、フラットな面が出るように削りました。
プライヤーで曲げたり伸ばしたりしてある程度の形が見えてきたら、土台になる洋白板のコーナーにハンダで仮止め、そこを起点に微調整しながら、1辺ずつハンダを流していきます。
両サイドの作業を終えてコツが掴めてきたところで、いちばん目立つフロントウインドウをやっつけます。熱を入れ過ぎると強度が落ちるので、今回は焼きなましは行いませんでした。
さすがにこの形状だと一筆書きは無理なので、上下2分割で洋白線を重ねていきます。半田こては通常使用の15Wのほか、60W以上の大きめのものがあれば、熱が全体にしっかり伝わり、隙間なくハンダを流すことができて重宝します。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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