God Dwells in Small Things

楽あれば苦もあり!? – アオシマのフェアレディZ

人生楽ありゃ苦もあるさ… ということで、アオシマの1/32スケールのフェアレディZです。カーモデルの門戸を広げるために塗装いらずのスナップキット仕様ですが、サイズ的に手を入れやすく塗装も容易な大きさなので、遠慮なくイジっていきましょう。
一番気になったのがタイヤとホイールアーチのバランスで、キットのプラシャフトを同径のパイプと金属線のコンビに変更して、調整の幅を広げました。
タイヤの出っぱり具合は実車写真を参考にしつつ、模型的にかっこよく見える落としどころを決めます。シャシー側の軸受の隙間にワッシャーを挟むと安定しますね。
次に気になったのがボディ各部のモールドの浅さで、パーティングラインを消しつつ、筋彫りをくっきりはっきり彫り増しました。
ボンネット後方のルーバーは開いていると見栄えがするので、ニードルとエッチング鋸でモールドを少しずつ彫り下げて貫通。隙間に#1500のサンドペーパーを通し、切り口のケバを整えました。
ノーズ先端、ボンネット下側に黒パテを盛ってボリュームアップ! 厚みを増すと同時にエッジも目一杯尖らせています。
Aピラーの付け根のモールドは、金型の都合でどうしても曖昧になりがちなポイント。ここはいったん瞬間接着剤で埋めてから、デザインナイフとタガネで彫り直しました。
いつの間にかワイパーとエンブレムが消えちゃってますが、まあ気にしないでください。サーフェイサーは今回、Tipoのプラサフを使ってみましたが、塗膜がしっかりしていて光の透過を防ぐ効果も高そうだなと思いました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
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