God Dwells in Small Things

テクノモデルのアルファロメオTipo33 – 筋彫り修正

テクノモデルのティーポ33ストラダーレ、先週はボディの太すぎる筋彫りをちまちまと直していました。
黒い瞬着接着剤にマイクロビーズパウダーを1〜2割混ぜて粘度を上げたもの(黒パテ)を、やや多めに流し込んで自然に硬化させます。
だいたい2時間くらいで加工できる硬さになるので、デザインナイフと金属ヤスリで少しずつ様子を見ながら平滑に仕上げていきます。この作業、サンドペーパーだと黒パテの硬度に負けてしまい、きれいな面を作るのが難しいです。

筋の彫り直しはこんな感じで…。使う道具についてはそれぞれお気に入りがあると思いますが、自分は切れ味の鈍ったX-actoのデザインナイフを愛用しています。
筋彫りの目処がついたら、次はフロントフェンダーとボンネットの谷間のラインを整えていきましょう。甲丸ヤスリと丸ヤスリで、かなりクッキリしたラインを刻みました。
続いてフェンダーのピークラインを若干後ろにズラす作業。まずは黒パテを盛る高さの目安とするべく、0.5mmの真鍮線を曲げたものを瞬着でボディに貼り付けます。
次に真鍮線の左右に黒パテを盛り、硬化後に#240のダイヤモンドヤスリで周りの面と馴染ませました。表面のうねりや細かい凸凹を取るには、スポンジタイプのヤスリ(#400)が重宝します。
ノーズの下アゴの部分も少しボリュームを持たせたかったので、同じように真鍮線のガイドを貼ってから黒パテでボリュームアップ!
ダイヤモンドヤスリは目詰まりしやすく、樹脂系を削るのには向いてないと思ってましたが、アセトンに漬けてクリーニングする技を知ってからは、お気に入りの工具No.1になりました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
Return Top