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ルマンのBMW M1 – リアウイングとインテーク

BMW M1は真鍮板を折り曲げてリアウイングを作りました。使ったのは0.3mm厚のもでしたが、ガスコンロで真っ赤になるまで焼きなましてもなお硬く、なかなか言うことを聞いてくれません!
潰れすぎてぺちゃんこにならないように洋白線を中に差し込んだり、ゴムのマットで当たりを和らげたりしながら、万力でプレスをかけたり戻したりを繰り返し、翼断面ぽい形状に仕上げました。
パーツ表面の多少の不備は削ればいいし、半田を盛って埋めることでも対処可能です。左右の翼端板はキットのエッチングパーツで、0.4mmのピンを介してステイに取り付けられるようにしておきます。ルーフ後端に並んでいるインテーク(スリット)は、最外の穴以外は開いているようなので、モーターツールで削り込んで開口しました。
ボディの裏から削っていって穴が貫通したら、あとはエッジが薄く見えるように、支柱の中央の峰だけ残す感じで、エッジを少しずつ攻めていきます。続いてFウインドウの手前のインテーク、こちらも穴が開いていたほうがリアルなので、裏側から少しずつ彫り進めます。このときモールドの表側からも針でなぞり、スリットの深さを増しておくのがコツです。認識しやすいようにエナメルの黒でスミ入れしておくと、モーターツールの刃を進める目安になります。
エッジの仕上げは薄いダイヤモンドヤスリ(DTファイル)を使いました。ここで余力があればエッチングのメッシュを切り出し、裏からピッタリ貼れるように大きさを調整しておくと、後の面倒が一つ減りますね。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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