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テクノモデルのアルファロメオTipo33 – タイヤとシャシー

先週はテクノモデルのアルファロメオTipo33を進めました。まずは材料切れで滞っていたホイールリムを旋盤で削り出します。
タイヤはサイドウォールの形が秀逸なフジヤのGT用タイヤ。本来はポルシェ917などに使う幅広タイプなので、センター部分を1-2mmカットして幅を詰めましょう。
タイヤをマンドレルに取り付け、モーターツールで回しながら作業しました。切ったもの同士は瞬間接着剤でしっかり付けられますが、トレッドパターンを揃える余裕は欲しいので、硬化速度の遅いタイプがお勧めです。
リアタイヤに関しては、シャシー側(内側)に入るリムも追加で用意しました。’60年代の車はスポーツカーでも車高がそれほど低くないので、完成後のアイキャッチの一つとして効果的だと思います。
1.8mmの真鍮パイプでシャフトを作って、ボディと仮組み。軸受けの外にワッシャーを入れてタイヤの幅を調整しておくと、最後組み立てで楽ができます。
シャシーは厚さ1mmの真鍮板をベースに、フロントには1.5mmの真鍮板をスペーサーとして重ねましたが、糸鋸でギコギコと切り出すのが予想以上に大変でした。
ボディ側との固定はパテで膨らませたセンター部分を避け、両サイドに2本、小さな鍋ネジをタッピングしています。
リアエンドも1.5mm厚の真鍮板を四角に切り出し、ハンダで一体化しようとしましたが、さすがにこれだけ厚みがあると手持ちの半田コテでは熱が回らず、丸く固まるばかりで流れてくれません。
そこで医療用のタオル鉗子で2枚を挟み込んで固定し、ガスコンロの炎で半田が溶けるまで熱して一体化させました。
熱が冷めてから余分な半田をモーターツールで削り落とし、サンドペーパーで整えれば完成! シャシーに歪みがあると車高設定が上手くいかないので、時間をかけて作った甲斐がありました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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