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レトロなII号戦車製作記 – OVM(車載工具)の塗装

タミヤII号F型の車載工具の塗装例です。金属の地肌はクレオスのシルバー、木部はスカイで塗り分け、シタデルコントラストの黒と茶色を上塗りするとそれっぽく仕上がります。ワイヤーカッターの柄については、クリアーオレンジとこげ茶色を重ねて濃いめに仕上げました。ちなみにスコップとワイヤカッターは他所からの流用ですが、ジャッキ台はキットのパーツを削り込み、エッチング製ののベルトと持ち手を追加しています。
ハッチの上に取り付けるとこんな感じ。予備転輪の内側をレッドプライマー色に塗ったのはフィクションですが、ワンポイントのアクセントを狙ってのことです。
マフラーのメッシュカバーを本体に固定するピンは、00号の虫ピンを短く切り揃えたものを用意しました。ステンレスは硬いので、加工には金属専用のニッパーが必須です。
車体に取り付けてみると、サビ錆びの赤色が悪目立ちしていたので、Mr.ウェザリングカラーのマルチグレーを薄めたものを塗って色味を抑えました。
以前、グリーンスタッフワールドのYouTubeチャンネルで筆塗りできるクローム塗料が紹介されていて、興味本位で購入したものが届いたので、さっそく使ってみることに..。
実験台は前照灯の鏡面部分で、下地にクレオスのウイノーブラックをテロっと吹いてからの筆塗り! この輝きならフロントのアイキャッチの役割を十分果たしてくれそうです。
そうこうしている間に車体前縁の接着跡も落ち着いたので、黒い瞬間接着剤とアクリルパウダーを練ったものを盛り足し、エッジをシャープに仕上げました。
プラ棒を定規代わりにして装甲板の継ぎ目を彫り、砲塔と同じ要領で溶接痕のモールドを追加します。今回は装甲板の切断面にギザギザを入れてみましたが、これは何というか蛇足でした。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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