God Dwells in Small Things

BosicaのスピードスターVol.51 補機類

前回のエントリーで書き忘れた、実車のエンジンの空冷ファンに貼られた黄色いラベルの注意書き。「やっぱり重要なものなんだろうな…」ってことで、ジャンクのデカールから流用できそうなものを探し、見合う大きさにカットして貼っています。
そして今回ご紹介するエンジンの補機類、プラグコードに電気を流すイグニッションコイルについては、受け取り側のデスビが2つあるので、同じものを2個作らなければなりません。めんどくさいですね。
0.8mmの真鍮線の端にドリルで穴をあけて0.5の真鍮パイプを差し込み、外周には0.15mmの真鍮リングをピタッと巻きつけてから半田で一体化します。
補機類のなかで最も目立つオイルフィルターは、1/72の米海軍機の主脚引き込みアームを元に削り出しました。いちばん太い筒の両側に穴をあけ、アドラーズネストの六角ボルトを差し込めるようにしてあります。
オイルラインには0.5mmの洋白線を使いました。接続部の虫眼鏡のような金具は”バンジョー”と呼ぶそうで、具体的な作り方はこちらの記事を参照。今回は”こけし”の首を細く削りすぎて、穴あけ作業のときに1個折れてダメにしました。
バンジョーの加工を終えたら、線を曲げやすくするため、ガスライターで30秒ほど真っ赤になるまで焼きなまします。エナメルのジャーマングレーで塗ってみると、バンジョーの境目にはさんだ真鍮パイプが良いアクセントになってくれました。
やり残しだったフロントサスペンションのスタビライザーも、ついでに仕上げてしまいましょう。材料は0.6mmの洋白線で、プライヤーで曲げた後に30秒ほど黒染め液に浸し、わずかに茶色っぽく変色させてあります。
シャシーに固定するオーム型のブラケットは、スタビよりもひとまわり太い真鍮パイプに切り込みを入れ、平らなプライヤーで端を開き、逆方向に折り曲げて作りました。
スタビの先端に付けたアームは、以前作ったキットで余ったエッチングパーツ。黒く塗ってからアクスルの影に押し込み、角度を揃えて接着ずれば完成です。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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