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アカデミーのファントム製作記16-機体上面のウェザリング

アカデミーの1/72ファントムIIは胴体と翼上面のウェザリングを行いました。クレオスのマルチグレーにブラウンを少しだけ足したものを、筋彫り中心に筆塗りして乾くのを待ちます。
機体の上面には以前、デカールの保護目的でつや消し剤を混ぜたクリアーを吹いてあったので、塗料の食いつきが思いのほか良く、水とコンパウンドを含ませた綿棒で少しずつ擦り落す必要がありました。
溶剤を使った拭き取りと比べると時間はかかりますが、色を残す部分と残さない部分の調整がやりやすい気がします。
このように塗膜の厚みでモールドが浅くなっている箇所にも薄っすらとスミを残すことができますが、逆に筋彫りを直した部分は強調されすぎてしまうので、適材適所で使い分けると良いでしょう。
続いて内翼のパイロンに吊るスパローミサイルの工作です。ミサイルのフィンはエッジを薄く削り、パイロンのレールに開いた切り欠きは、上面のみプラ板の小片を接着して塞ぎました。
ダークグレーのサフを試し吹きして、浮き出た継ぎ目には溶きパテ代わりのサフを盛って乾かします。
600番のサンドペーパーで面を出してから、2回目のサーフェイサー。続いてホワイトをエアブラシで塗装しました。
注意書きのデカールを貼って、セミフラットのクリアーでコート。組み立てはキット通りに組むとレールが斜め下に付くので、ダボの角度を調整して左右が水平になるように接着しました。
「うんうん、なかなか上手く作れた..」と悦に入りなが翼下に取り付けてみると、ちょっと大き過ぎないかこれ?
あわてて実機の俯瞰写真と比べてみると、レールの先端を2mmぐらい詰めるとちょうどいい感じになるようです。ゴール目前で課題が1つ増えてしまいました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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