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アカデミーのファントム製作記15-スパローミサイル

アカデミーのF-4Jファントムの製作もようやくゴールが見えてきました。あとはミサイルやパイロンなど細々とした武装と、やり残したアンテナやバックミラーを作れば完成です。
まずは胴体下の凹みに収まる4発のスパローミサイル。キットは一体成型ですが、パーティングラインがやや複雑な走り方をしているので、表面処理は少し面倒でした。
フィンのエッジがシャープに見えるように、両側から斜めに薄く削り込んでから、光の透け防止のダークグレイのサフを吹きます。800番のサンドペーパーで目につくキズや凹凸を均してから、白サフと316番を混ぜたもので塗装しました。エアブラシは最初からドバっと吹くと塗膜が偏って色ムラが出るので、遠目から砂吹き→乾いてから濡れ吹きを2-3回繰り返すといいです。先端部を残してマスキングし、ライトグレーを吹きました。この後に貼る黒・黄色・茶色のデカールは、透明のニス部分を切り離して帯状にしたものを巻き付けています。
第9回のコーションデカール貼りの時に除去してしまったECMアンテナのモールドですが、実はこの機体には必要だったみたいで、予備のキットからレジンで複製したものを取り付けることにします。
練り消しゴムで型枠を作ってシリコーンゴムを静かに注ぎ、出来た型に2液混合のレジンを爪楊枝の先で流し込みます。ウェーブのレジンキャストEXは作業性が高くてお気に入りですが、1kg缶だと使いきれないうちに賞味期限が切れてしまうのが難点ですね。
ちなみにレジンのA液とB液を同質量で計るのは、昔ながらの天秤秤です。レジンの缶から紙コップに移す時、太めのストローをスポイト代わりに使うといいですよ〜と教えてくれたのは、F1モデリング時代にお世話になった原型師のIさんでした。
レジンの硬化前に板状のものに押し付けておくと、バリ取りと整形の手間が少なくて済みます。100円ショップで買えるスマホ用のガラスフィルム(表面のビニールは剥がさない)が、透明で気泡の有無も確認できるのでおすすめです。
やはり透け防止にサフを吹いてからクレオスの316番で塗装。今回は同じ形のものを左右の主脚庫の傍らに取り付けました。詳細については飛行機模型スペシャルのファントムII特集を参考にしています。

※Amazonではプレ値が高すぎるので、ヤフオクかメルカリあたりで気長に探してみてください。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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