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アカデミーのファントム製作記13-ランディングギア(後)

アカデミーのファントムIIの後ろ脚の追加工作です。素材が柔らかめのプラスチックだったので、脚柱に0.4mmのステンレス線を通して補強しました。
GSIクレオスのフィニッシングサフ1500のグレーと黒をミックスした下地色を吹いてから、わずかに影が残るように白を重ね吹きします。
ホイールを接着し、補強のステンレス線をタイヤに刺さる深さまで貫通させました。これがつっかえ棒的な役割を果たしてくれるので、片持ちのアームが自重に負けて曲がるようなことはないと思います。この引き込みアームも前脚と同様、ジョイント部分を洋白線で置き換えます。前脚が0.9mmだったのに対し、後ろ側は一回り細い0.8mmを使いました。
洋白線の先端を平らに潰し、ドリルで下穴を穿ってから、モーターツールと針ヤスリで脚柱のダボに合うように穴を広げます。
主翼下に取り付けてみるとこんな感じ。シルバー塗装ではなかなか出せない質感なので、ひと手間かけるだけの価値はあると思います。
前回のエントリーで課題に上げた前脚の配管は、直径0.25mmの極細半田線と、0.2mmの焼きなました真鍮線から作りました。根元の部分には真鍮パイプで継ぎ手を模したものを足してやるとリアリティが増します。
左舷のシリンダーに出入りする配管は、2本とも半田線です。ある程度の形に曲げておいてからラッカー系の白を吹き、脚柱に沿って馴染ませるように瞬間接着剤(ワンパンチセメント)で取り付けました。脚カバーのライトのモールドに取り付けるレンズは、手持ちのサイズで適当なものが見つからなかったので、ワンパンチセメントをビニールの上に盛り上げて硬化させたものを使いました。
細かい注意書きのデカールと、機番「106」のインレタを貼って完成! ライトの上方のブレード状のアンテナは、エデュアルドの旧ファントム用から流用していますが、このままだと薄すぎるのでサフを重ねて太らせる予定です。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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