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アカデミーのファントム製作記12-ランディングギア(前)

アカデミーのファントムIIの製作はランディングギアの続きで、前脚カバーのライトとTACANレーダーのモールドに手を入れます。ライトの四角いモールドの中央を丸く彫り下げてレンズを嵌められるようにし、レーダーの外周部の筋彫りはテンプレートを使って深く彫り直しました。ライトの上のブレードアンテナ用の穴は大きすぎるので、2-3回に分けて黒パテで埋めて平らにしておきます。
光の透け防止に黒サフを下塗りしてから、脚柱やホイールと一緒に混色した白(クレオスの316+GX1)を吹き付けました。
前回手を入れた引き込みアームは、パーティングラインを処理する際にモールドの一部が消えてしまいましたが、デカールの細切りを巻きつけたらそれなりに見えるので良しとしましょう。
脚カバーと共に機首に取り付けてみると、カバーの開いた角度が90度を大きく超えていて違和感があります。これは脚柱と繋がる2本のアーム(E19)を短く詰めることで解決できました。
エデュアルドのレジンタイヤには、塗り分け用のマスキングシートが付属していて親切だなぁと思いました。が、若干大きめにカットされているので、中央に十文字の切り込みを入れて微調整が必要です。
塗装は若干ツヤのあるジャーマングレーを塗装後、トレッド面にライトグレーを軽めに吹いて、黒いままのタイヤの溝とのコントラストをつけました。ホイールの両面にはウェザリングカラーのマルチブラックを差してモールドを強調しています。
瞬間接着剤で脚柱に取り付け、再び機首に仮組みしてみると…。1/72スケールとはいえ配管のディテールはあったほうが嬉しいので、後日追加する予定です。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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