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タミヤのシムカでトポリーノを作る-13

先週に引き続きタミヤのSIMCA5/トポリーノを製作中です。今回はヘッドライトやステップなど、まだ手つかずだった小物パーツの仕上げを紹介していきます。
キットのヘッドライトレンズは直径が小さくて僕のイメージに合わなかったので、モデラーズの汎用レンズをプラ棒に仮止めして削り、ちょこっとマスキングしてからイタリア陸軍色(グリーン)に塗りました。
レンズの受け側の凹みも、モーターツールの丸いビットを手持ちで削って大きくしてあります。ナンバープレートは写真で見るとデカールの継ぎ目が目立つので、クリアー吹いて目立たなくしておきましょう。
フィアット500に有ってシムカに無いのが、このドア下のサイドステップ。0.2mmの真鍮板を折り曲げて自作します。長くて細いものを折るには、対象をガッチリと固定できるエッチングベンダーが便利です。
ステップの凸リブは0.4mmの洋白線を半分の薄さに削ったものを使用。アセトンに浸してプラ板から外した後、真鍮板の天面に半田付けします。パーツが長かったせいか低出力のコテだと全体に熱が回らず、滅多に使うことのない70Wのコテで固定しました。
完成したステップの裏側には、ボディの取り付けを確実にするためのピンを設けています。塗装の持ち手にもなるので一石二鳥ですね。
素材に真鍮板を用いるメリットとしては、フィッティングの際にカーブの微調整が指先の力できるところ。あと、塗装せずとも黒染め処理でそれらしい雰囲気が出せるところです。
このトポリーノは簡単なジオラマ仕立てで作りたいので、ベースとなる木片ブロックの上に並べてレイアウトを決め、4本のピンで固定します。
昨年の夏に作ったフィギュアや、マスターボックス の工具箱を配置するとこんな感じ。前輪のハブ(ブレーキドラム)はタミヤのキットでは省略されているので、旋盤を回して自作する必要があります。
長くなりましたので、続きは次回.. 。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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