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ピニンファリーナP4/5の製作記-3

P4/5のタイヤ/ホイールの仕上げ工程です。センターのロックナットはフェラーリF50やエンツォと同じ8角形をしていて、旋盤/フライスの削り出しも考えましたが、8角だとさすがにハードルが高いので、キットのパーツを整える方向で進めます。
パーツを切り取る際にレジン注型時のランナーを少し残して、それを軸としてモーターツールで回転させながらヤスリを当てて整形しました。跳ね馬マークのついたピンは同じくモーターツールで1.2mmの洋白線から、ネックの細さ1.0mmで削り出しています。
モーターツールのチャックに挟み込む際、レジンの太さと角度がまちまちだったので、センターがなかなか出なくて苦労しました。最初に天面を削ってから角を丸め、次に中央に1.2mmの穴を途中まで開け、最後に1.0mmのドリルを奥まで進めると、やがてナットの首がポロリと外れます。
塗装はハンブロールのシルバーを筆塗りした後、こすって銀さんのパウダーを擦りまぶすようにして輝きを落ち着かせました。
跳ね馬のデカールはキット付属のものですが、クレオスのマークソフターを少量使うだけで、黒染めした金属の上にもよく馴染んでくれました。
ブレーキディスクはシャシーにイモ付けするのが怖かったので、真鍮パイプを介して取り付けられるように構造を変更しています。リア側はドライブシャフトも兼ねるので一石二鳥ですね。
パーツ全体にジャーマングレーを吹き、ドライブラシ後にエッチングを貼り付けて完成! でもシャシーへ接着するのは、全体の調整が済んでからのほうが良さそうです。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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