God Dwells in Small Things

フィギュアの沼にハマる夏-1

トポリーノのジオラマに登場させるフィギュアの練習用に、昔買っておいたレジン製のドイツ兵を試しに塗ってみたら、面白すぎてハマってしまった…というお話。
油絵の具でグラデーションをかけて塗る…という手法は敷居が高いので、ベージュのレジンにタミヤのピンクブラウンをひと塗りしてみたら、ちょっと軍人とは思えない健康的な美肌になってしまいました。
パーティングラインを消したつもりが甘かった! 特に耳のまわりは細かい凹凸のおかげで難しいので、モールドを壊さないように注意する必要があります。
いったん溶剤で洗ってから再塗装。今度はピンクブラウンをかなり薄めに塗ってから、シタデル・コントラストの『SKELETON HORDE』を1コート。その他のサンプルは2コートで、これはアフリカ戦線向けの日焼け肌にちょうど良さそうですね。
ここでラッカー系のフラットクリアーを1回吹き、肌色をキープしてから、タミヤエナメルを使ったお化粧タイムに入ります。
この塗り方はツイッターで辻村聡志氏が公開されていたものをお手本にしました。基本はクリアーレッドとクリアーブルー、フラットホワイトの3色しか使いません。
ステップ1:赤系:耳まわり、頬の外側、鼻まわり、目頭、目の下のクマ、唇の中
ステップ2:青系:鼻の下、顎、こめかみ、眉頭と眉尻の下、涙袋の上、目の周り、顎の外側、唇の下
ステップ3:白系(塗り残し):おでこ、頬の上、顎先
ステップ1、2の順番で少しずつ色を乗せていきます。エナメル溶剤を含ませた筆先でぼかすようにして、「なんか違うな」と思ったら簡単にやり直せるので気が楽です。ステップ3の白系は、エアブラシでふわっと吹くだけでもそれらしくなります。再びフラットクリアー吹いてキープしてから、眉と髪の毛の塗装に移りました。
使った色はフラットブラウン、イエロー、ブラックの3色。眉毛の加減が難しくて何度か失敗しましたが、辻村氏の解説を読み込み、なんとかそれらしく仕上がりました。眼球の塗り方はどこかのサイトで、”黒目を片側に寄せるのがコツ” とあったのでそのように… ちょっとコワモテ過ぎる気もしますが、これくらい睨みが効いていたほうが、戦車の前ではお似合いかもしれません。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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