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ルネッサンスのポルシェ935製作記-30

ルネッサンスのポルシェ935の製作記もいよいよ終盤戦! 今日は静岡に間に合わなかったドアノブとボンネットのキャッチピンの追加工作をご紹介します。
キット付属のメタルパーツはこのとおり秀逸な出来栄えですが、残念なのはそれが1個だけしか入っていなかったこと。じゃあ仕方がない、以前作った戦車用パーツの余りを参考に、0.5mmの真鍮線で自作しましょう。
戦車用は0.5mmのストレートですが、935のドアノブは先が若干細くなっているので、先端を0.1mmぐらい細く削ってからS字に曲げています。
プッシュボタンを兼ねた固定用の軸(0.4mm)を穴に通して半田付けし、表面を磨いてジャーマングレーで塗れば、自作のドアノブの完成! ちなみに先週の静岡では、この右側には何も付いてませんでした。ゴメンナサイ
続いてツイッターで❤️の多かったボンネットのキャッチピンの作り方です。まずは0.4mmの洋白線の側面に0.2mmの貫通穴を開けます。でもいきなりだとドリルの刃が立たないので、アルゴファイルのスピアダイヤ①で穴の位置の目星をつけ、モーターツールの極小ビット②でセンターの凹みを削ります。
ドリルはさすがに手持ちのピンバイスじゃ無理なので、アダプターを介してモーターツールで回しました。最初に0.2mm③で貫通させ、仮止めの瞬間接着剤を外してトップの形状を整えた後、0.25mm④で穴の入口と出口の両側から攻め、次の0.2mm真鍮線をストレスなく通せるようにします。
その真鍮線の先端には、リード線から引き抜いた極細のソフトワイヤーで作ったリングを半田付けしました。最初の1本はこんな感じで、ベーク板に真鍮線を斜めに差し、そこにリングをテープで仮止めした状態で半田コテを当てていましたが..。
なぜか2本目からは失敗続きだったので、作戦変更して真鍮線をピンバイスにくわえ、先端を半田でコートしてから、リングの空いた隙間のわずかな摩擦力で挟むように仮止めし、半田ごての先でちょんと熱を与えて一体化しました。
真鍮線を洋白線の横穴に通してから、斜めの状態だったリングを水平近くまで倒して抜けないようにします。あとは前後の余分をニッパーで切り落とせば、キャッチピンのピン部分は完成です。
エッチングのベースプレートのほうは、表面のメッキをサンドペーパーで削り落とした後、前方の2つはドリルの軸と布を挟み込んでプレスをかけ、緩めのカーブをつけました。
最終的な仕上がりはこんな感じ。これで残りの作業はサイドウインドウとインテリアのメーターパネル、シートベルトだけになりました。今月いっぱい、いや今週中には完成させたいところです。

Comments & Trackbacks

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  1. ハンダの方法も「なるほど!」とは思いますが、自分には絶対無理です…(涙)

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