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ルネッサンスのポルシェ935製作記-14

935のリアフェンダーの続きです。前回接着した洋白板の上に、パウダーを混ぜた黒瞬間接着剤を覆うように盛り付けます。瞬間接着剤は空気中の水分と反応して固まるので、あまり厚くせずに2-3回に分けて盛りました。エッジの部分は表面張力で引っぱられて肉が薄くなるため、ビニールコーティングされたアルミ箔を当て、逃げないように捕まえておきます。
パテが完全に硬化するまで2-3日時間を置きたいので、その間にドア後方のインテークの『枠』を作ります。ご覧のように、実車でもけっこう目立つパーツです。
さかつうの0.2mm厚の帯金をコの字形に曲げて外側部分を作り、若干カーブさせた内側の帯に半田付けして作りました。プラ角棒で簡単な治具さえ作れば一発で左右対称が出ます。急がば回れ、です。
四角く整えた枠をボディに合わせて、はみ出した部分はダイヤモンドディスクで削りました。後々の塗料の厚みを考えて、多少ゆるめにフィッティングしておくのがコツです。
フェンダー上のNACAダクトは左右で形が違います。いえ、正確には右サイドのみ、メッシュのカバーと外枠が付いています。キットのエッチングパーツは若干大きめだったので、長さを詰めて形状も絞りました。
詰めた先っちょはハンダで繋いで、念のためダクトの位置を確認すると… ズレ過ぎ! ゼッケンのデカールと写真を頼りに位置を割り出し、欠如している部分は黒パテで埋めました。
ここもやはりコーティングされたアルミ箔を使って、表面をふさぐようにパテを盛ると時短になります。
こうして見るとリアウイングの開口部のエッジもガビガビだし、まだまだ直したいところが沢山ありますね。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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