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ファインモールドのくろがね四起製作記-13

ファインモールドのくろがね四起は、細々としたディテール工作の連続で大変ですが、「1部位につき3日間でなんとかすりゃいいか」という気構えで取り組んでいるので、心理的には余裕をもって作れている気がします。
こちらは前回ディテールを入れた方向指示器。いろいろと無理がたたって取り付け部分にヒビが入ってますが、肉眼では見えないので良しとします。この指示器と同時に、洋白線や伸ばしランナーから自作した幌用のフックも取り付けました。
フックの素材を洋白線と伸ばしランナーで分けた理由は、ピラーの上と横から差し込んだ時、その穴の中でケンカしないようにするためです。窓パーツの透明部分はマスキングして、周囲にジャーマングレーを吹きました。
表面も同じようにマスキングして、こちらはカーキを吹いています。助手席側のワイパーは省略することにしたので、黒い伸ばしランナーから作ったリベットで穴をふさぎました。
さて、『最後の難関』とも言えるヘッドライトの工作です。キットのレンズはのっぺらぼうで、個人的にはモールドが入っていたほうが好みなので、旧モデラーズのパーツを使いました。※現在はバルケッタから『ライトレンズ&メーターレンズセット』として販売中。

そのままではレンズの直径が合わないため、プラ棒に仮止めしてモーターツールで回転させながら、少しずつヤスリを当てて小さくしていきます。
レンズが白浮きしないように油性マジックの黒でエッジを塗り、GSIクレオスの薄め液ではみ出しを拭いたところ、レンズがうっすらと曇りが…。プラが古くて弱っていたせいでしょうか? 幸い、曇った面をクリアーとスモークグレーでコートしたら直りました。
『難関』と言った理由がこれ。ライトの上半分を覆って光量を調整するカバーを、どうしても別パーツ化したかったのです。まずは厚さ0.15mmの真鍮板を、ライトの直径より少し大きめの丸棒で叩きながら、少しずつプレスをかけて半球状のドームを作るところから始めました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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