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250GTO#5000の製作再開-14

今日は250GTOのインテリア、まだ手付かずだったステアリングホイールとメーターパネルの製作ですが、その前にフロントのホイールアーチからの『光漏れ対策』をご紹介します。
キットのシャシーはタイヤハウスの前方が大きく欠けており、ノーズの各インテークから見たときに外部の光が差し込んで車っぽく見えないので、この部分をプラ板で塞ぐことで対処しました。
プラ板をノーズの内側の形状に合わせるのに苦労しますが、手間を掛けるだけの効果はあると思います。
キットのステアリングはバリが大きいので、握りの部分はスポンジヤスリで角を落として丸く仕上げ、スポーク部分はモーターツールでエッジを薄く削って、表面にはサンドペーパーを当ててザラつきを抑えました。
下地はGSIクレオスのウイノーブラックを2回、30分間隔で重ね吹きして光沢が出るように仕上げています。この後まる1日乾燥させてから、ボディの窓枠にも使用したスーパーミラーIIを薄く吹き、センターに跳ね馬のデカールを貼りました。
デカールの黒フチの外側の余白部分は意外と目立つので、デザインナイフで押し切るように除去しておきましょう。また、デカール軟化剤はスーパーミラーの鏡面を曇らせることが多いので、使用量は必要最小限にしています。
握り部分の木目の表現は、ラッカー系のサンドイエローを下地に、レッドブラウンをかすれるように筆塗りしてから、エナメル系のクリアーオレンジ(半光沢)をオーバーコートしました。
メーターパネルはZmodelの専用エッチングセットを使ってラクをさせてもらいました。パネルをジャーマングレー+ブラックで塗装し、メーターリングの塗膜を削ぎ落としてから、文字盤が印刷されたフィルムを重ねるだけでこの仕上がりです。
ただ、文字盤の文字は透けているので、裏側からエナメルの白で塗りつぶしておく必要があります。でないとダッシュボードに取り付けた時に何も見えません(笑)
ステアリングのセンター軸は、ドライバーシートの真ん中に合っていないと不自然に見えるので、ステアリングコラムの差し込み穴はやや大きめに開け、左寄り(あるいは右寄り)に調整できるように余裕を持たせています。これは冒頭に書いた光漏れ対策と同様、僕が1/43のハコ車を作る上で気をつけているポイントの一つです。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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