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250GTO#5000の製作再開-9

「遅くても9月末には完成するだろう」と思っていたAMRのフェラーリ250GTOですが、僕の手が遅いせいで完成がズレ込んでいます。この調子だと10月いっぱいは掛かるかもしれませんが、どうぞ気長にお付き合いください。
前回、クリアーの乾燥不足で作業できなかったボンネットや左右のドア、フェンダーなどを順番に研いでいきます。いわゆる『中研ぎ』と呼ばれる作業で、#1200の耐水サンドペーパーで目詰まりに注意しながら、細かい凹凸や段差の部分を中心に研ぎました。この段階で完全に平滑な面を求める必要はありませんが、唯一このライトハウジングだけは、より細かな#1500のペーパーを掛け、コンパウンドで磨いた後、シルバーに黒を足したものを吹いて仕上げました。マスキングしたシルバーのはみ出しを修正してから、エポキシパテで開口部を裏打ちし、作っておいたライトレンズのパーツを差し込み、位置を調整します。
エポキシパテが固まるまでにかなりの余裕があるので、GTOを作るときはこの方法でやっています。ストラトスのフューエルキャップなんかもそうですね。
ヘッドライトカバーとエッチングのリムは、先にこんな感じで瞬間接着剤で点付けし、それをセメダインのハイグレード模型用接着剤でボディに取り付けました。
あ、ボディの水洗いとクリーニングはライトの取り付け前に済ませておかないと、カバーやレンズの内側に水滴が入り込んでマズイことになるので注意しましょう。
そして仕上げのクリアーコート! 1回目のクリアーより至近距離でたっぷり目に光沢が出るように吹き付けました。これだけ厚く吹くと筋彫りの周囲は塗膜がタルンと盛り上がってしまいますが、完全乾燥後に研いで磨くことで何とでも修正できるので問題ありません。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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