静岡ホビーショー後に地道に手を入れていたデイトナクーペのエンジンが完成しました。とりあえず向きが間違っていたキャブレターを取り外し、基部のパーツはプラ板で作り直します。
今回はフライス盤でフランジ以外の箇所を一段深く掘り下げました。数字にするとわずか1mmぐらいですが、見た目はかなり違ってきます。
フライスで追い切れない入り組んだ箇所は、モーターツールでチマチマと削りました。
削った跡のプラのケバ立ちを抑えるため、流し込み式の接着剤をさっと塗って乾かします。
エンジンのVバンクの間に収まるようにサイズを調整し、ジャーマングレーに塗りました。前方には冷却水用のジョイントも追加して、先代のパーツと比べると若干進化してますね(笑)
続いてキャブレター側面の真鍮パイプに燃料ホースのコネクターを接着し、時計まわりに1→2→3→4の順に組み上げていきます。
パイプの側面に先にコネクターを付けたおかげで、その上面に差し込む六角ボルトの足を、極端に短くする必要が出てきました。
この小ささになると指はもちろん、ピンセットでも把持できないので、瞬間接着剤でプラ板に仮止めしてから、ディスクカッターでギリギリまで削り取ります。
加工が済んだらデザインナイフで削ぎ落とし、アセトンに浸けてクリーニングした後、爪楊枝の先ですくうようにしてパイプの穴に差し入れます。接着剤はもちろん、先に穴の中に付けておきましょう。落ち着いて作業できるエポキシ系がお勧めです。
残り半分のファンネルもエポキシ系で接着、ノギスで挟んで高さをピシッと揃えれば完成です。