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デイトナクーペのエンジンを作る-4

今日はデスビやオイルフィルターなどの補器類、小物パーツの作り方を紹介します。
デスビ(プラグコードの元締め)はモノグラムのキットのモールドが秀逸だったので、キャップの凸部の中央に0.3mmの穴を開けました。
アルミを旋盤で削り出した下半分のパーツと合体させ、全体を艦底色で塗ってから、面相筆で拭き取って銀色の部分を露出させます。
エンジンの左側面、斜め下の方向に付いているオイルフィルターは、キットのモールドが気持ち小さかったので、同じく旋盤で直径2.0mmのパーツを削り出しました。
プライマー→オフホワイトで塗装した後、それっぽいジャンクのデカールを貼ります。硬くて曲面に馴染ませにくい場合、TRONのタイヤレター用の超強力軟化剤を水で薄めて使うといいです(濃すぎると下地の塗膜が溶けるリスクがありますが、流し込み式の接着剤を塗るよりは安全でしょう)。
この小さいのはおそらくイグニッションコイル。真鍮から削り出してアオバの黒染め液で染めた後、綿棒で乾拭きして鈍い光沢を出しました。
作ったパーツを仮組みしてバランスを確かめます。あとはオルタネーターのパーツを塗って、プーリーにベルトを付け足せばエンジンらしく見えるでしょうか?
小物パーツと同時進行で、エンジン本体を載せる台座のほうも考えないといけません。今回は直径の異なる2種類の洋白線を組み合わせて作ることにしました。
方眼紙の上にセメダインのハイグレード模型用で仮止めし、歪まないように真鍮ブロックで重しを乗せた状態で半田付けします。こんなときは出力の大きい半田コテがあると作業が楽です。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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