God Dwells in Small Things

F-4Jファントム再開-5(コクピット編)

アカデミーの1/72スケールのファントムの進捗状況ですが、現在、コクピット周辺の工作をネチネチとやっつけています。
コクピット後方のパネル中央にある円形のモールドは、何か半透明のランプのようにも見えたので、ドリルで穴を開けてから透明ランナーを差し込み、別パーツ化しました。
ランナーの表面は周囲のパネルのカーブに馴染むようにサンドペーパーの粗目で削り、最後は1200番ぐらいで仕上げています。
同様にノーズ右横の給油用のランプも透明化しました。小さな長円形のパーツをピッタリに削り合わせるのは大変ですが、見栄えがしそうなポイントなので頑張りました(笑)
ダークグレーのサフを2-3回吹いて表面の小キズをチェック。赤い矢印部分のパーティングラインは見落としがちなので、Academy/童友社のキットを作る方は注意しましょう。キャノピーはそのままだとはめ合いがキツいので、後方ヒンジの突出部の両側を少し削ってスムースに入るように調整します。胴体側にモールドされていたコクピットの前後を分ける仕切りは、後々の配線作業を考えると切り取ってしまったほうが都合が良さそうです。代わりに1.2mm厚のプラ板の小片をコクピット側に接着し、リベット打ちで余ったエッチングパーツでデコレーションしました。
ここで再びキャノピーの工作に戻りまして…、胴体部分に比べて筋彫りが見劣りするので、エッチングソーで慎重に彫りを深くしていきます。
ヒンジの部分はさすがにフリーハンドでは彫れそうにないので、0.15mmの洋白板から型紙を作りました。
両面テープと透明のテープの細切れで本体にしっかり固定し、0.1mm幅のタガネでタテヨコに分けて慎重に彫っていきます。透明のプラスチックは硬くエッジが欠けやすいので、力加減が難しかったです。
筋彫りを終えたら、中央に走るわずかなパーティングラインを#1200の耐水ペーパーで消し、コンパウンドできれいに磨き上げます。このとき、関係ない部分はマスキングテープで養生しておくこと! そうしないと僕のようにもらいキズがどんどん増えて、磨きの作業に半日も掛かって泣きをみます(笑)
あと、せっかくなのでこのファントムにはパイロットフィギュアを乗せることにしました。長くなったので続きは次回。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
Welcome to my site! The focus here is representing 1/43 hand-built model cars.
Return Top