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F-4Jファントム再開-2(垂直尾翼の続き編)

アカデミーの1/72スケールのF-4JファントムIIの製作記です。前回に引き続き尾翼のディテールをイジくります。
尾翼の最後部にある燃料の投棄用のマストは、いかにも作業中に折れてしまいそうな雰囲気なので、思い切って真鍮パイプで作り変えました。
外径1.6mmのパイプを楕円形に潰して、取り付け用のダボを半田付け。赤い矢印の仕切り棒は0.25mmの真鍮線を差し込みましたが、これって実物は板状のパーツかもしれません。
もし違っていたとしても、瞬間接着剤でガッチリ付けちゃったのでもう直せません(笑) 方向舵(ラダー)の筋彫りはタガネで彫りを深くして、下辺はエッチングソーで切り込みを入れました。
前縁にある衝突防止用のランプは、モールドを切り欠いた後に透明ランナーの小片を瞬間接着剤で接着して…
サンドペーパーで周囲の形状に馴染ませるように削りました。途中まで#320ぐらいの粗目でざっくりと削り、形が出たところで#1000で仕上げます。
段付きのプローブは真鍮パイプと洋白線の組み合わせで作りました。先端は0.2mm、根元の太い部分は0.55mmです。ファインモールドやMasterから挽き物パーツが出ているので、それを使うのも手ですね。
その下のピトー管は0.5mmの真鍮パイプです。今は仮組みだけで、サフを吹いてから接着する予定です。
アカデミーの水平尾翼(スタビレーター)は、1/48のキットと同様、無塗装の金属部分の面積が狭いようです。油性マジックのラインが正しい位置ですが、これを直そうとすると繊細なリベットのモールドまで潰れてしまうので躊躇しています。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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