God Dwells in Small Things

ファントムはじめました(コクピットのディテールアップ)

アカデミーの1/72ファントム、コクピットの工作の続きです。一足先にハセガワのジョリロジャを完成させたルマンの会の奥会長から、「ナナニイは作り込んでも見えないヨ」とアドバイスいただきました。でも、無駄とわかっていてもディテールアップしてしまうのが、モデラーの悲しい性なのであります。
後席右側の壁面パーツ(B7)は、資料を参考に菱形のキルティングパターンを彫ってみましたが、ちょっと大ぶり感が否めません…。ちなみにヤスった後のエッジのケバ立ちは、ラッカーシンナーを筆でひと塗りすると収まります。
折りたたみ式のアームレストのパーツは、前回紹介したエデュアルドのエッチングから持ってきました。中央の黒い丸型のダイヤルは、直径1mmのリベットを塗装したものを埋め込んでいます。
後席左側のコンピューターボックス(F22)は、セミグロスブラックを吹いてからエナメル系の明るいグレーでドライブラシをかけ、表面のモールドを浮き立たせています。
ここまで塗り上がったパーツを組み立てるとこんな感じ! それぞれの隔壁の角度はあいまいなので、接着剤を流してから機首に仮組みし、破綻のない位置に調整して固まるのを待ちました。
前席の操縦桿は握りの部分をセミグロスブラック、スイッチボタンを赤で塗り分けてアクセントにします。黒地に赤を塗る際は、下地として白を挟むと綺麗に発色してくれるので、ちょっと面倒ですが試してみて下さい。じつは前席左手のパネル上に、真鍮線と洋白帯金でスロットルレバーを追加したんですが、会長の言うとおりほぼ見えません(笑)
このアングルからだと、エナメルの赤で塗った後席中央のレーダー、そして右壁のキルティングが意外と良いアイキャッチになっています。色のトーンはフロアが青っぽいグレーだったので、暖色のグレージュに塗ってコントラストをつけました。
シートを上から差し込み、キャノピーを被せるとこんな感じ。今回はパイロットのフィギュアも乗せてみようかと思っているので、シートベルトはまだ未装備の状態です。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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