God Dwells in Small Things

戦前のクルマ・ブガッティを作ってみよう-36

今年の3月から始めた1/43のブガッティType36の製作記も本日で最終回です。フロントタイヤより先にステアリングのリンケージロッドを付けておかないと面倒なことになりそうなので、まずはそこから始めました。
少し長めに作ってあったロッドの前端部分のハンダを外し、1mmほど詰めてから再ハンダしました。時計の6時方向を指しているレバーも、先端部分をL字に曲げてロッドに絡ませ、黒瞬着で固定しています。
フロントブレーキのワイヤーの取り付けは、先端のループにレバーの爪を引っ掛けた状態で、ブレーキドラムの所定の位置に差し込み、プーリーの外側を通ってボディ側面に至らせるという一連の作業が難しい… 自分で考えておきながら「責任者出てこい!」って感じです(笑)
でも、硬化するまで30分『も』余裕があるエポキシ接着剤を使って、片側ずつ行うことでなんとかなりました。上手くいかないときは深呼吸を2-3回して、模型の神様に手を合わせてから再チャレンジです。
こちらも作るのに躊躇してしまう風防のガラス。予定していたアクリルの薄板はカットするのが難しそうだったので、スマホの液晶保護フィルムに付属していた透明のラベルを使ってみました。
上辺のカーブはサンドペーパーを使うと小汚くなりそうだったので、デカール用のハサミで一息に切っています。材料は豊富にあるので、ちょうどいいアーチになるまで何度でもやり直しできるのが利点です。
残った直線部分はデザインナイフで押し切り、フレーム内側にぴったり収まる大きさに調整しました。接着・取り付け作業はガラスとフレーム、フレームとボディの2段階に分けて行なっています。
これで概ね完成ですが、最後の仕上げにタミヤのウェザリングマスターの『ライトサンド』を筆にとり、ゴムタイヤの接地面に擦り付けるように汚しを入れました。
ボディ下部のルーバーとリベットの周辺にも、Mr.ウェザリングカラーでしつこくならない程度にシェードを描き込んでいます。完成写真は週末に撮ってギャラリーにアップする予定です。

Comments & Trackbacks

  • コメント ( 2 )
  • トラックバック ( 0 )
  1. 完成おめでとうございます。
    上村さんのツボを押さえた細かい工作ってブガッティに合ってますね。
    ツボだけに…

    • あはは、ありがとうございます。次はファントムをさらっと作りたいです。トムキャッターズ(VF-31)のミグキラー機のデカールを見つけたのでそれにします。

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