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タミヤの1/48シャーマンM4A1製作記-28

タミヤの1/48シャーマンは、最後の締めくくり的なウェザリングを行いました。なるべく簡単に済ませたかったので、使用した塗料はAKインタラクティブの『ENGINE OIL』と、Mr.ウェザリングカラーの『サンディウォッシュ』の2つだけです。
最初に給油口の周囲のオイル汚れを点々と描き込んでから、テレピン油に似た匂いの専用溶剤でボカしていきます。このボカシに使う筆は、穂先が適当にバラけた使い古いしの面相筆が便利です。AKのオイル系の塗料は乾いてもかなりの艶が残るので、ちょっとしつこいかな?と思ったところは、上からサンディウォッシュを被せてトーンを落としました。描いたりボカしたり消したり…の作業を何度か繰り返すうちに、自分が求める”正解”が見えてきます。良し悪しの判断がつかなくなったら、ちょっと机から離れて休むことも必要です。
どこかのハウツー記事で読んだ、水溶性の色鉛筆で擦過傷を描くテクニックも実践! こちらもまた、水を含ませた筆でボカしたり、気に入らなかったら消しゴムで消すことも可能です。ちなみに車載工具のオノやスコップの柄は、ヘアスプレーを使った剥がしのテクニックで、オリーブドラブがランダムに剥がれた感じを狙いましたが、上塗りした塗料を剥がす工程で塗膜がゴソっと欠け落ちてしまい、後でタッチアップするはめに… こればっかりは、ある程度の経験値が必要であると痛感しました(笑)
最後にレンチの留め具の中央の穴に、L字に曲げた真鍮線を差し込んだら作業完了です。シャーマン戦車にはお約束ともいえる、エンジンデッキに積み上げた荷物がなくて不自然かな?とも思いましたが、それはまた気が向いたときに追加するということで…。
最初にキットの箱を開けた時は、もっと簡単に形になると思っていましたが、まぁいつもの悪い癖で、いろいろ手を加えてしまいました。作業そのものは1/43に似たサイズ感だったので楽しめましたけど、それにしても期間が長過ぎましたね。最後のほうは正直飽きてしまって、義務感だけで完成させたようなものです。長らくお付き合い頂きありがとうございました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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