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タミヤの1/48シャーマンM4A1製作記-26

静岡ホビーショーが終わって一息ついたところで、未完のままだったM4A1シャーマンの牽引ロープを作ります。車体に取り付けるU字型のシャックルは自作するのが億劫になったので(笑)ホビーボスのM4A1のパーツを使わせてもらうことにしました。
針ヤスリと#600のサンドペーパーでバリを取り、内側に残ったパーティングラインも消していきます。表面の仕上げは3Mのスポンジヤスリで3-4回こすれば十分キレイになるでしょう。
整形が終わったシャックルを車体下部に当ててみます。確実な固定とディテールアップを兼ねて、ボルトヘッドのモールドはアドラーズネストの対角0.6mmのものに置き換えました。
ロープの先端(タグアイ)は、直径0.6mmの真鍮線を焼きなましてから長円形に丸め、そこに1mmの真鍮パイプを半田付けします。事前にパイプの先端を切り欠き、真鍮線が半分くらい沈むようにセッティングすると強度的にも安心です。
サンドペーパーとモーターツールのゴム砥石で余計な半田を削り落とし、溶きパテで継ぎ目を埋めれば塗装の準備OKです。
ロープ本体はホームセンターで切り売りされているステンレス製のワイヤーで一番細いやつを使います。ノギスで直径を測ってみたら大体0.55mmぐらいでした。
テンワイヤーは事前にガスコンロで入念に焼いておくと、硬さがとれて柔らかく曲げやすくなります。車体側への取り付けは、確実性を期して洋白線の『足』を半田付けし、留め具のモールド部分に穴をあけて差し込めるようにしました。
牽引ロープにはそれ自体の重みもあるだろうし、反発力もあるでしょうから、それらを意識しながら車体に沿わせてワイヤーを曲げていきます。前方のタグアイをシャックルに仮組みしたら、柄の部分が長すぎたので、2mmくらい短くしないとダメですね。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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