ボシカの356SSはワイパーとウォッシャーノズルの位置と角度を確かめてから、白の下地を整えてシルバーの上塗りに備えます。
念のためボンネットやドアを取り付け、開閉に支障が出ていないことを確認します。
研ぎ出しの際はすべての面にサンドペーパーを当てる必要はなく、ゴミやホコリが混じった箇所、ユズ肌になってしまった箇所、塗料の厚みが偏った箇所を見極め、集中して作業を進めていきます。
表面張力でピンと張った塗料がそのまま硬化したようなところ(not touch)は、下手にペーパーを当てるとその美しいラインを崩してしまうので、できるだけ手を付けないほうが良いです。自然の摂理には、どうやったってかないません。
#1500のサンドペーパーでユズ肌になっている箇所を水研ぎします。常にペーパーの研磨面の状態に注意して、画像のように塗料の削りカスで目詰まりを起こしていたら、もうそこは切り落として、別の部分を使うようにしましょう。
この後でコンパウンドを掛けましたが、経験上、線キズを消すまで一生懸命磨かなくても大丈夫! シルバーの仕上がりにはさほど影響しません。