ボシカの356スピードスターはサイドモールを接着するための凹みをボディの両側に彫りました。
使ったのはゴッドハンドのスジ彫りヤスリです。刃が片側しか付いていないので、やわなマスキングテープでも十分なガイドになります。
奥から手前に引く感じで2-3回彫っていくと、サフが削れて下地のニッケルが顔を出しました。
スジ彫りのままだと幅が細すぎるので、デザインナイフで塗膜を切り取り、0.5mmくらいに揃えていきます。フリーハンドは最初は怖いですが、何ごとも慣れです(笑)
今回のボディカラーはシルバーですが、ちょっと新しい塗り方を試してみましょう。まずは下地にGSIクレオスのウィノーブラック(ラッカー系)を吹きます。
途中に30-40分ほど間を置いて、2度吹き重ねました。最初は艶々ですが、時間の経過とともにシンナー成分が揮発し、サフ表面のキズやアラが浮かび上がってくるので、後で磨きの作業が必要です。
前後のフードやバンパー、ドアは別々に塗りました。エアブラシを全開で塗料を多めに乗せると艶は出ますが、エッジに塗料がたまってうねりが出やすい‥。こればっかりは、何度経験しても上手くできませんね。