本日はステアリングのディテールアップ作業を行いました。製作記の#18でサーフェイサーの下地まで終わらせてあったので、リベットの穴を開ける目安として、円定規と油性マジックで下書きの丸を書き入れます。
モーターツールのビットで下穴を打ってから、0.3mmのドリルで穴をあけ、それを0.35mmまで拡大して、Zmodelのアルミリベットを差し込めるように調整します。
半ツヤのジャーマングレーで塗装後、リベットを微量の瞬間接着剤で固定しました。やり方は針の先を使って接着剤をすくい取り、スポークの裏側からリベット先端の隙間に流し込み、余分はすぐにティッシュの先で吸い取るようにします。このほうがエポキシを使うよりも早くて確実でキレイです。
ステアリングの握りの部分にはバックスキンの質感を出すため、タミヤ水性アクリルのフラットブラックの原液を吹きます。
マスキングを剥がすとこんな感じです。ラッカー系塗料に比べて、完全にツヤが消えているのがお判りでしょうか?
これはステアリングの左側に付くトグルスイッチのサムガード。外径1.1mmの真鍮パイプを短く整形したものを、針ヤスリの先に差し込んで、金属プライマー→クレオスの白→赤の順に塗装しています。
サムガードの中のスイッチノブは、0.3mmの洋白線を差し込みました。最後にPersonalの王冠マーク(キットの純正デカールにちゃんと入っている!凄い!)を貼れば完成です。
BEEMAXのマクラーレンMP4/2製作記-31
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お久しぶりです…
僕も時間をみつけて、こちょこちょ手を動かしてはいます…。
いつも思うのですが、このような【円形に、等間隔で開孔する】コツってあるのですか?
どこから開けるとか…何かあれば是非教えていただきたいです…
最初にドリルを立てる目安として下穴(凹み)をつけますが、これは目分量ですね。
※ 場合によっては製図用のディバイダーを使ったり、プラ板で治具を作ることもあります。
コツは、欲しい孔の直径よりひと回り細いドリルで孔を開けてみて、「ちょっと違うな」「ズレたな」という箇所は、尖ったモーターツールの先で、孔の中心をズラしながら拡大して、目的の寸法に仕上げます。少しだけ調整の余韻を残しておくことが大切です。
なるほど…治具…細いモノから徐々に…中心をずらして…
サスガです。考えたこともありませんでした。
いつも一発勝負にかけて、敗戦ばかりです…。