312T2はリアサスペンションの工作です。ギアボックスの上に置かれるサブフレームは、鉄道模型屋で入手した1.6×0.8mmの洋白角材から自作しました。両端にディスクカッターで切り込みを入れ、ダンパースプリングを取り付ける”受け”の部分を作ります。
The rear sub-frame of the rear suspension was built-from-scratch. Fortunately I have various dimensions of nickel silver and brass materials in stock.
III突D型で使わなかったエッチングパーツから、コの字型の小さなラグを見つけてきて、フレームの側面に半田付けしました。真鍮や洋白が相手なら、半田は何度でもやり直しが出来ますから、納得できるまでつっつき回し、4つの位置を正確に揃えてやりましょう。
前方のエンジンに伸びるロッドは、0.45mmの真鍮線をV字に曲げ、その中央にさかつうのボルトを差し込んだものです。実はこのボルト、ネック部分の太さが0.5mmなんですが(笑) 真鍮線を折り曲げた箇所はプライヤーで潰された分、幅が広くなっていて、なんとかギリギリ0.5mmの孔が開けられた、というわけです。
サブフレームの裏側には短く切った真鍮パイプを半田付けし、アップライトを結ぶIアームの受けにします。アーム本体は0.5mmの真鍮パイプで、両端には0.3mmの洋白線をリング状に丸めたものを差し込み、ある程度長さの調節が出来るようにしました。
ダンパーを止めるピンはキットのものですが、実車ではここに支柱が付くので、ピンの頭の部分に0.45mmの真鍮線を半田付けしました。今回はほとんどが自作パーツなので、一見すると大変そうに見えますが、作業を切り分ければ単純作業の積み重ねです。あとは根気と集中力がどこまで持続できるか? これに尽きます。
Excellent work. Your own creations make the kit parts look crude, look at the rear lower wishbones and also th casting of the engine itself. Thank you for the daily updates.
根気と集中ですか・・・。
最近は子供たちの宿題の面倒で
根気も集中も途切れがちです。
まぁ、元から集中出来辛い性格なんですけどね。