God Dwells in Small Things

MFHのポルシェ962C

先週紹介した『Racing ON』を読み返していて、無性に欲しくなってしまったポルシェ962C。モデルファクトリーヒロ(以下MFH)のキットは手強そうですが、思い切って通販をお願いしました。

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メタルパーツがどっさり! エッチングはステンレス製で厚みの違うものが2枚、挽きもののホイールリムとゴム製のタイヤ、バキューム成形のウインドウとライトカバーに、組み立て用の極小ビス数本という構成です。

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前後のカウルとセンターモノコックは肉薄成形の影響で、ご覧のように歪みまくってます。もちろん手で曲げて矯正すればOKって話ですが‥。店頭で現物を見ていたら、たぶん買ってなかったと思います。

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メタルパーツと小一時間ほど格闘し、なんとか合わせて車の形にしてみました。シャープでカッコいいですけど、リアエンドはもう少し低いほうがルマンのロングテールらしいかな?

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お馴染み!? プロバンスのレジンキット(K1497、LM’89年アレジ号)と比較してみました。ノーズは薄め、ヘッドライトも小さめ、ルーフからエンジンカウルにかけての造形の解釈も異なりますね。

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このレビューを読んで、若干腰が引けてしまった方(オレ含む)は、旧いプロバンスかスターターのキットを探してきて、MFHのスペアデカールを組み合わせて作る‥という選択肢もありますよー!

Comments & Trackbacks

  • コメント ( 4 )
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  1. う~ん・・・これはまた難しいですね。MFHのキットが正解なのか、プロバンスのキットが正解なのか。確かMFHは、「その当時の図面をファクトリーから送ってもらって」って記事を読んだ記憶があるのですが・・・いずれにしても自分には敷居が高い製品です。

    • プロバンスは原型師の感性が表に出てくるので、人によって合う合わないがあると思いますよ。私はけっこう好きで、中古でも程度の良いものを見つけたら買うようにしています。

  2. こんばんは、27のほうはもっと大変です。センタ-とリアカウルなんか、幅で0.5カウルの方が大きいので、ちょっと合わせて、全体像なんか小一時間でも拝めません。24のトランスキットでも同じ様に、カウルが全然合わなかったですね。ボディの中身とシャ-シ-を組んだ状態でカウルの造形をしてないので、合わなくて当然でしょう。昔のエッチングでMP4/4、5Bで合わなくて、モデラ-ズが合うものを出してましたね。27に電話で聞いたら、できたエッチングで作ってないと言ってました。用は詰めが甘いのでしょうね。962,956はレコ-ド、スタタ、プロバンスと何十年も、そのフォルムを見てきてるので、その形がすべての原型の中心なのでしょうかね。MFHは確かに腰高に感じますが、それも完成してみないとわかりませんね。

    • OICHANさん、いろいろ情報ありがとうございました。この種のモデルはカウルを合わせようなどと考えず、オープン状態で完成させるのを前提にしたほうが良さそうですね‥。

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