IV号戦車の装備品のひとつ、砲身のクリーニングロッド。ボイジャーのエッチングセットに入っていたパーツを使いますが、資料によると両端のジョイント部分は金属製‥という記述があったので、薄くハンダを乗せて銀色にしてみました。
エッチングのヒンジ部分の組み立ては、あらかじめツメをU字型に曲げた状態で軸に差し込み、先の平たいピンセットでツメの先端を押し込んでカシメています。
金具の面積が少なく、接着剤だけでは不安だったので、中央に真鍮線で軸を打ってから車体に取り付けました。クリーニングロッド前方の足掛けフックは、0.6mmの真鍮線とボイジャーのエッチングの組み合わせです。
フックの上方には0.5mmの真鍮線で取っ手を追加しましたが、このとき差し込みの足が長過ぎると、車体内側の隔壁と干渉するので注意が必要です。また、フック基部のヒンジの金具もフェンダーのリベットと干渉して収まりが悪いので、微調整が必要でした。
フェンダー最後部の尾灯と間隔表示灯は、個人的な好みでタミヤとタスカモデリズモのパーツを使います。残念ながらボイジャーのエッチングには尾灯用の取り付けステイが欠落しているので、ジャンクパーツとアドラーズネストのボルトヘッド(SSSサイズ)をアレンジしてそれらしく仕上げました。