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タミヤのシムカでトポリーノを作る-7

フィアット・トポリーノの資料を眺めていると、どうやらワイパーは片側1つが基本のようです。タミヤのキットは取り付け部分の作りがザックリ過ぎるので、両方一緒に黒パテで埋めてしまいました。
甲丸ヤスリと#800のサンドペーパーで平らに整形してから、ワイパーの作動軸をドリルで開け直し。助手席側は伸ばしランナーを差し込んで接着し、凸モールド風に仕上げています。
リアフェンダーにあるテールランプ用の穴もトポリーノには不要なので、黒パテ(ウェーブの黒い瞬間接着剤+アルテコパウダーを混ぜたもの)で埋めました。
ここから先は『遊び』の作業で、ボンネット上のルーバーの蓋の浮き上がりを再現してみます。ボディの裏側からモールドが透けるくらい薄く削り込み….
蓋の境界線の筋彫りをエッチングソーで徐々に深くし、最終的には一角を残して切り取り、蓋の部分をポコっと浮き上がらせました。
あくまでも「メンテナンスで何度も開け閉めしていたらピッタリ閉まらなくなっちゃったけど、ま、いいか」的な雰囲気を狙っています。
今回は小さめのジオラマ(ビネット)を作りたかったので、細部工作と同時進行でフィギュアと小物のレイアウトも考えながら作業しました。サスペンションの不調でジャッキアップしてタイヤを外して修理中…といった風情で仕上げたいと思います。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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