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ルネッサンスのポルシェ935製作記-35

意外と長引いてしまったポルシェ935のインテリアのディテールアップですが、今回のフロアとバルクヘッドの配線でもって工作完了です。
スタビライザーのレバーに繋がる配管は直径0.3mmのソフトワイヤーを使って、真鍮パイプを短く切ったものを通して見た目の情報量を上げます。
さらにそのパイプを通す板状のステイも作り、フロアに取り付けました。ボディを閉じるとほとんど見えなくなっちゃいますが、やはり作った本人の満足感が大切です。
運転席後方の銀色の箱は当初ECUか何かだと思ってましたが、点火系のイグナイターだそうです。表面に細かいフィンが立っているので、タメオのラジエーター用のエッチングパーツを糸鋸で四角く切り出し、0.4mmの真鍮板の上に重ねて厚みを出しました。
それを中央でカットして大きさを揃え、一回り大きな帯金の台座の上にそれぞれ半田付けします。クリアランスはこうやって台座にコテを当てたまま、ピンセットの先で微妙に突っつくように調整しました。
配線基部のコネクターはプラストラストの細い角棒の先を斜めに削り、スピアダイヤ(角)で削った切り欠きに合わせて瞬間接着剤で固定。中央にはあらかじめ0.3mmの穴を開けておきます。
完成したイグナイターをシートの後方、バルクヘッドの上部に瞬間接着剤で取り付けました。接着面はモーターツールで塗膜を剥いでおくと安心! 接着剤のはみ出し防止にもなります。
配線にはプラグコードでよく使う0.25mmの極細ハンダ線、柔らかで反発がなく浮いてこないのがお気に入りです。レイアウトに沿ってある程度曲げておいてから、エナメルのジャーマングレーで着色し、所定の位置に接着しました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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