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ルネッサンスのポルシェ935製作記-32

935のボディ周りで未だ手をつけていないのはサイドウインドウだけとなりましたが、なぜか作ろうという気力が湧いてこないので、しばらくインテリア方面に逃避します。
デカール1枚で表現されたメーターパネルは「もうちょっと色気が欲しい.. 」ということで、厚さ0.15mmの洋白板にレイアウトを写し取ります。低粘度の瞬間接着剤でデカールのモノクロコピーを貼り付け、メーターとスイッチノブの中央を狙って小さく穴を開けたところ…。
その穴をさらに拡大しようとしてモーターツールのビットでグリグリと回していたら、しっかり貼り付いていたはずのコピーがハラリと剥がれました。洋白板の表面の脱脂がイイ加減だとこうなるようですが、アセトンに漬ける手間が省けてラッキーとも言えますね。935のメーターの幾つかは独特の形をしていて、スポンジのクッションが巻かれ、少し浮き上がっているようにも見えます。当初は旋盤で小さな円盤を作って真鍮パイプを組み合わせようと考えていましたが、実際に削ってみると円盤の内輪のエッジが立ったまま残り、これだったらパイプは必要ないじゃん!と。ケガの巧妙とはまさしくこれのことです。
おそらくこのエッジの立ち残り現象は、材料を固定したチャックから遠い位置で削ることで生じ、逆に近い位置だと寸法通りにスパッと突っ切れるので、材料が回転する際の微妙なブレが原因と思われます。まぁ何にしても結果オーライということで、仕上がったメーターリングの外径に合わせて洋白板の穴を微調整し、瞬間接着剤で仮止めしました。こうして全てのメーターリングが揃ったところで、パネルの外の輪郭を削ってダッシュボード内にフィットさせます。メーター同士の距離がほぼゼロなので、メーターを仮止めして支えないと、洋白板だけでは華奢すぎて加工に耐えきれないのです…。
メーターのデカールは水に漬け、浮いたところをプラ板の上に移して、水気がなくなったら透明の粘着テープを重ねてガラス板に見立てます。デザインナイフで余白を切り取ってから、万能糊(マルチピット)でパネルの裏に貼り付けました。
洋白のパネルはジャーマングレー、真鍮のメーターリングは黒染めで仕上げました。旋盤の切削作業で油を使ったせいか、一部染まっていない部分もありますが、質感の違いは出せたと思います。
ダッシュボードの中央の空間には、カットオフスイッチを追加しました。タミヤの1/12スケールの組立説明書を参考に、エッチングのランナーからT字のノブを削り出し、インテリアなのでプライマーは省略。白を筆塗りした後、エアブラシでハーマンレッドを吹いています。
スイッチの左隣にある銀色のラッパのようなものは、おそらく消火器の吹き出しノズルでしょう。タメオかどこかの洋白製のショックアブソーバーのパーツの一部を、モーターツールで回転させながらヤスリを当てて作りました。

Comments & Trackbacks

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  1. はじめまして。いつも楽しく拝見しております。銀色のラッパみたいなものはブーストコントローラーのノブではないでしょうか。

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