God Dwells in Small Things

ルネッサンスのポルシェ935製作記-31

よく考えてみると足りないパーツはまだまだあるなぁ…。前回紹介したボンネットのキャッチピンは、同型のものがリアにも付いていることが分かったので、追加で2本作りました。
ベースプレートは円形のようなので、Zmodelのエッチングのキーセットから大きさの合うキーホールを拝借。ひっくり返してモールドのない平らなほうを使います。
ウイングの下の赤帯の部分に取り付けましたが、ほぼ見えませんね。お次はリアフェンダーの後端に取り付ける帯状のリップです。
キットのエッチングパーツはちょっと違う感じなので、さかつうの帯金を曲げて自作します。リベット止めの穴は6コ、フライス盤で1.8mmの間隔で穴を開けました。途中、ドリルが細すぎて折れたらどうしよう…と不安になりましたが、「余計なことは考えず、機械を信じて、ハンドルを回すことだけに集中すればいいんですよ」と、頂いたアドバイスを思い出しながら作業しました。ありがとうございます!
アセトンに浸して仮止めの瞬間接着剤を溶かし、片端を若干カーブさせてボディにフィットさせました。リベットは0.25mmの洋白線を差し込みますが、切りっぱなしだと断面が汚いので、モーターツールで回しながらヤスリを当てて整えます。
帯金の表面に少しだけ突出させる位置で半田付けを試みましたが、コテが大きすぎたせいで半田が大量に流れ込み、洋白線も一緒に外れてしまいました。“大は小を兼ねない時もある!”
原因がはっきりしたところでリカバリー開始! モリっとなった半田を吸い取るようにコテに戻し、今度は小さ目のコテで1本ずつちまちまと熱を加えて固定しました。はみ出た半田はタガネとサンドペーパーで擦り落とし、豚毛の回転ブラシで磨いて、黒染め液にドボン!
今の時期だと30秒ぐらいでグレーに染まり始めるので、そこでいったん引き上げて水洗いし、表面を覆っている黒い粉を流して質感を確認します。黒さが足りないようだったらもう1回、長く浸しすぎると錆びた感じになって綺麗に染まりません。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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