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ルネッサンスのポルシェ935製作記-28

935のボディ磨きの続きです。リアフェンダーの右側から始めて、飽きたら左、また飽きたらルーフ、そこも飽きたら最初のリアフェンダーに戻る.. というサイクルで、研ぎ出しで残った微細なキズを消していきます。
最初にブロックに巻きつけた不織布にコンパウンドをつけ、面を意識しながら大まかに磨きます。続いてルーペで表面に残っているキズの方向を確認、それと直角に交わるように綿棒で擦っていくわけです。
ピンボケですみませんが、フロントウインドウはデカールを貼った後にラッカーのクリアーでコートし、1500番のペーパーで研ぎ出して段差を目立たなくしてから、もう一回クリアーをテロっと吹いて仕上げました。
リアウイングは磨きがだいたい済んだところで、インタークーラーの奥まった部分をジャーマングレーで塗り分けます。ウレタンクリアーの上にラッカーを重ねた場合、条件によってはちりめん状のシワが寄ることもあるので、厚塗りせずさらっと吹くようにしましょう。
エッチングの格子はプライマーの後、黒に近いグレーで塗ってコントラストを付けました。ちなみにこの後すぐ、黒白の塗り分けラインの間違いに気がつきましたが、直すのはホビーショーから戻ってからにして、ひとまずリアウイングは完成です。
フロアパネルはクレオスの黒サフ、ステアリングとシートはジャーマングレーで塗って、インテリアのほうもとりあえずカッコはつきました。あ、シフトレバーぐらいは付けないとダメかな。
これは静岡出発の前々日ぐらいの画像、キズがなかなか消えてくれないので焦っております。が、気持ちに余裕がないとつい力が入りすぎてクリアー層を突き破ってしまうので、腹式呼吸でメンタルを落ち着けることが大切です。
最悪、静岡のホテルの部屋で組み立てようかとも考えたんですが、慣れない環境でパーツを飛ばしでもしたら一巻の終わりなので止めました。時間が掛かりそうなボンネットのキャッチピンやサイドウインドウは省略して、クルマの形にすることを最優先します。
今回のルマンの会の展示はタミヤの1/12スケールが題材なので、脇役としてミニチュアのパッケージも準備します。作り方はこちらの本を参考に、ネットで画像を拾ってイラストレーター上で展開図を作成。写真用紙に印刷したら折り線をケガいて不要部分を切り抜き、現地で組み立てられるようにしました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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