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ルネッサンスのポルシェ935製作記-26

静岡ホビーショー/モデラーズ合同展は終わりましたが、こちらの製作記はまだまだ続きます。2液硬化型のウレタンクリアーは1-2時間ぐらいで指で触っても平気なくらいに固まりますが、研いだり磨いたりするにはもう少し時間が必要です。
目安としてはデカールの上を爪で押し、跡がつかなくなればOKです。今回はトレカットやバフレックスなど、各方面から頂いた研磨材料を意識的に使って、どんな組み合わせが1/43の研ぎ出しに適しているか試してみましたが、結論としてはよくわかりません…。ただ確実に言えることは、コンパウンドの手前はラプロスの8000番が鉄板。そのラプロスでも消しにくい深めの研ぎキズには、バフレックスもしくはトレカットの3000番が有効、ということです。
研ぎ出し作業は根をつめると疲れるので、気分転換も兼ねて小物パーツも併行で進めていきましょう。ルーフのアンテナはキットのパーツをベースに、中央の膨らみを削ってまっすぐにし、0.3mmの真鍮パイプを上部に継ぎ足しました。
ヘッドライトレンズは旧モデラーズの1/24用アソートパーツを、モーターツールで回転させながら削って1/43サイズに合わせます。
ライトカバーは表面の細かな凹凸をサンディングし、ボディとの合いを再確認してから、ラッカー系のクリアーでコーティングしました。
ヘッドライトハウジングの外周をマスキングして、内側をジャーマングレーで塗ります。ライトレンズを取り付けるとこんな感じ!
ワイパーはZモデルのエッチングパーツ。そのままでも十分精密ですが、やはりアーム部分に厚みのメリハリが欲しいので、ブレード部分を切り離し、上に0.6mmの洋白角線を半田付けしました。
ダイヤモンドディスクで余分なエッジを削り、細い部分に少しだけ角度を付けて、先端とブレードは半田で止めます。
ブレードの立ち具合や差し込み軸の微妙な角度調整など、最初はノウハウが無いので苦労するかもしれませんが、5台10台と数を作るうちに「あ、だいたいこんな感じ!?」とスムースに作れるようになりますよ。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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