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ルネッサンスのポルシェ935製作記-22

マルティニストライプの塗り分けと同時進行で、デカールのほうも進めていきましょう。リアウイングは全体の幅を少し狭めた関係で、文字の余白が足りなくなってしまい、仕方なく『PORSCHE』の字間を切り詰めています。
位置の微調整時に力余って『C』の端っこが欠けちゃいましたが、なんとか違和感なく収まりました。この後ウレタンクリアーを吹くので、翼端板との間にテープ一枚分の余裕を持たせて、フィッティングを調整しています。
その翼端板の外側はストライプと同じ紺色なので、1mmぐらいの幅に切ったメタルックでマスキング。若干ガビってしまったエッジは、リターダーを含ませた面相筆で均すようにタッチアップしています。
少々無理めなストライプを貼る練習で、あまり目立たないリアから始めます。この細い紺色の帯はさすがに塗り分けは無理ですが、面積が狭いと濃く見える視覚効果で違和感は殆どありません。
フロント水色の帯の間の紺色も、切り分けずに1本で貼りました。もしこれをバラバラに分けた場合、縦のラインをまっすぐ揃えきれず、かえって不細工に見えてしまうでしょう。
さぁ、いよいよリアフェンダーのマルティニストライプを貼りますよっ! これぐらい太い帯幅のデカールを曲面に合わせて曲げるのは不可能に近いので、中央の赤帯の部分は塗装でやっつけます。
デカール(もしくはそのコピー)をクリアファイルに挟み、上からマスキングテープを2枚重ねて貼って、アウトラインを切り抜いたら1枚剥がし、赤帯に相当する中央の部分を切り抜いた後で、さっき剥がしたテープを重ねて貼って、ズレないようにそのままボリアフェンダーに貼り付けました。
ハーマンレッドを3回吹き重ねてマスキングを剥がすとこんな感じ。今回は律儀にドア下の細いラインまで塗装しましたが、ここはデカールのままでも問題なかったな… と、済んでみて思いました。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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