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ルネッサンスのポルシェ935製作記-15

935のNACAダクトは、黒い瞬間接着剤を盛った部分をヤスリ掛けして、捨てサフを吹きました。接着剤にパウダーを混ぜれば混ぜるほど粘度が上がって扱いやすくなる反面、滑らかさは失われて気泡も混じりやすくなるので注意しましょう。
エッチングパーツで大きさと位置を再確認し、デザインナイフと棒ヤスリを使って開口しました。
続いてフロントバンパー左に付いている牽引フックを、ジャンクのエッチングから拾ってきて取り付けます。
色々と捨てないで取っておくと、こういう時に役に立つものですね。バンパー側にタガネで少し太めの横溝を彫り、塗装後にパーツを差し込めるようにしておきます。
リア側のフックはこの位置です。適当なパーツが見つからなかったので、帯金にドリルとヤスリで丸穴を開けて作りました。
ボディの整形時に削り取ってしまったレインドリップモールを再生します。ここはモールをただ貼るよりも、溝を彫ってそこに落とし込むようにすれば、丈夫で外れにくくなるはずです。
Aピラーの後縁は溝でなく段差が必要でした。タガネの刃の片側にストッパーを接着し、一方向に引くように動かすことで、刃幅の分だけ段差が彫れる仕組みです。
レインモールの材料は、最初0.3mmのソフトワイヤーで試してみました。これだと屋根部分は溝にピタッと収まって綺麗に見えたんですが、Aピラーの部分がヨレやすく外れやすい。もしもクリアー拭いた後の研ぎ出しで外れたら… 恐怖でしかありません。
ということで、ソフトワイヤーの使用は却下。焼きなました真鍮線を使うことにします。続く…

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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