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ファインモールドのくろがね四起製作記-9

ファインモールドのくろがね四起は、床から削り取ってしまったアクセルペダルを1/43のラジエター用エッチングを使って自作しました。
ブレーキとクラッチペダルの踏面はZmodelの汎用パーツで、アームは真鍮線をプライヤーで板状に潰しています。両者を半田付けする際の角度は一発では決まりませんが、フロアに合わせて仮組みしつつ何度かやり直し、違和感のないように仕上げました。
ボディの表側に接着するドアノブ(B15)は、とても小さくて紛失の可能性が高いパーツなので、その切り出しと整形作業は特に集中を必要とします。
ものが小さすぎて指先ではしっかりと把持できないので、サンドペーパーを掛ける時はピンバイスを補助的に使い、塗装は練りゴムに先を突っ込むようにして行いました。
ダッシュボードの助手席側に付ける取っ手は、中央の太い握りの部分を真鍮パイプ、細い部分は0.4mmの真鍮線で自作し、キットのパーツより細身に仕上げています。
パイプの左右から真鍮線をL字に曲げたものを突っ込み、肉厚のプラスチック(電池ボックス)に0.4mmの穴を開け、真鍮線の足を入れて固定し、グイッと力をかけてクの字に曲げてから、半田で固めて一体化しました。
オープンコクピットの車両なので、この取っ手以外にもディテールアップのポイントは少なくありません。助手席の窓下にあるガンマウントの支柱や、その下にある物入れの蓋のつまみなどがそれです。
物入れのつまみは0.7mmの洋白線をドリルで回しながら、糸ノコの刃とヤスリを当てて削り出しました。メーターパネル周辺に配置されたスイッチノブもほぼ同寸で作っています。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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