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250GTO#5000の製作再開-12

AMRの250GTOはボディに取り付ける小物を少しずつ作っていきます。本来ならサーフェイサーの段階で準備できているのが理想ですが、塗装が完了してからのほうがイメージ的に作りやすいパーツもあるのです。
まずは前後のホイールとシャフトを接着して、車高を決めてしまいいましょう。タイヤとホイールアーチの隙間を何度もチェックし、今回はいつもより少し高めに設定しました。
ノーズ下面にはジャッキアップ用のフックがあるので、忘れないうちに取り付け穴を明けて、Zモデルのエッチングパーツを差し込めるようにしておきます。
仮面全体を黒く塗りつぶした後、洋白帯金で作っておいたトリムを接着します。その両脇のドライビングランプは、シルバーの4153GTを製作中のヒラバヤシさんから頂いたアルミの削り出しパーツですが、このボディには若干合わなかったので、やはり洋白帯金を曲げて作ることに…。
大きさを左右対称に近づけるため、幅の広い帯金で長方形の囲いを作り、その接合部を半田で固めてから糸鋸で2つに割りました。上に被せるレンズはギザギザを刻んだ原型からヒートプレスで抜いたものです。汎用で大きめに作ってあるので、枠内に収まるようにサイズを調整しています。
ウインカーレンズは流用できそうなパーツが見つからなかったので、透明のアクリル棒を旋盤で荒削りし、モーターツールに固定してサイズ調整とコンパウンド磨きを行いました。
銀色のリムの部分も思ったより幅が目立つので、アルミから旋盤で削り出しています。
こうした小物パーツの取り付けにはエポキシ接着剤を愛用しています。5分硬化型でも落ち着いて位置決めできるだけの猶予があるし、たとえ接着剤がはみ出しても、完全硬化前なら爪楊枝やピンセットの先できれいに取り除けるからです。
今回の締めは跳ね馬のエンブレム。市販のエッチングパーツの表面に薄く半田を乗せて立体感を出し、頭頂部と後ろ足の2点でトリムの内側に接着しています。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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