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250GTO#5000の製作再開-3

250GTOの3回目の製作記では、透明の窓パーツの原型修正とウレタンサフ吹き→研ぎの工程までご紹介します。まずはリアウインドウから…。第1回目で窓枠を細く削ってしまった都合上、以前作ってあった窓のサイズが合わなくなりまして(笑) 原型の足りない部分を瞬間接着剤とパウダーで補い、表面の曲率も少しだけ見直しました。
フロントはそのままイケるかな?と思ったんですが、パーツを削り合わせてみると、下縁のほうに隙間が出てしまったので、こちらも原型の曲率を修正しています。
仕上がった原型はボディと一緒にウレタンサフで再コートしました。これだけ気温が高いと乾燥機に入れなくても硬化してくれるので楽ですが、同時にエアブラシの中で固まり始めるスピードも早くなるので、準備から後片付けまでスピーディーな作業が要求されますね。
ボディの下面には真鍮板を半田し直した時のキズや凹みが残っていたので、余ったサフをパテ代わりに2-3回盛り上げるように塗り、硬化後に400番から800番のサンドペーパーで周囲に馴染ませるように研ぎ出しました。
表側も同様に800番のサンドペーパーで研ぎ出しますが、写真の3連ダクトの奥に凹みが残っていたので、ウレタンよりも柔らかいラッカー系のサフ(クレオスの黒サフ)を筆塗り後、半日待ってから再び面出しを行なっています。
ノーズのライン修正の際に切り離しておいたサイドマーカーのバルジを再接着。隙間はやはりラッカーの黒サフで埋め、はみ出したサフは溶剤を含ませた綿棒で拭き取って仕上げました。
個人的にいちばん大切にしているのがこのサフ研ぎ、下地作りの工程です。1. エッジを立てる。2. 曲面のカクつきをなめらかにする。3. 塗料が溜まりやすい谷折のラインは事前に浅い溝を彫っておく。サフの段階でこの3つを意識することで、後の塗装の仕上がりが格段に違ってきます。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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