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hpiストラトスで初期型ロードバージョンを作る-2

今年の1月以来中断していた、hpiレーシングのランチアストラトスを再開します。GSIクレオスのスーパークリアーを吹いて半年近く経っているので、塗膜の状態はカチカチ! 研ぎ出しにはこの上ないコンディションです。
使用するマテリアルは、KOBAXの研磨シートのピンク(1500番相当)とラプロスの8000番、それに3Mのコンパウンド5989の3種類。当て木は0.5-1.0mmのプラ板、綿棒は100円ショップのダイソーの日本製を愛用しています。
工程のほうは、最初にピンクの研磨シートでザックリと研いで細かい凹凸を均し、次にラプロスで撫でるように擦って研磨キズを消し、最後にコンパウンドで磨いて仕上げていきます。
僕がいちばん神経を遣うのがこの第1工程で、凹凸のない正しい面取りが出来れば、後々の磨きの作業もスムースに運びます。当て木の幅は対象のエリアより狭めのほうが、周りのエッジを痛めにくいです。
ラプロスによる第2ステップは、ピンクの研磨シートで付いてしまったキズと直角に交わる方向に撫でるのがコツです。このラプロスもまた、プラ板に両面テープで貼って使うのですがが、水研ぎすると粘着力がみるみる落ちて、プラ板からズルっと外れてしまうのが目下の悩みです。
コンパウンドによる第3ステップは、綿棒を何100回となく縦横斜めに動かしますが、その動きを完全にコントロールするのは難しいので、周辺のエッジに影響が及ばぬように、あらかじめマスキングテープで養生しておくことをお勧めします。
以上の3ステップが終わった時点でコンパウンドを洗い流し、ルーペを使って塗膜の状態を確認! まだキズが残っていたり、うねりや凹凸が気になるようなら、再び研磨シートやラプロスに戻ってやり直します。吹き重ねたクリアーの回数や厚みにもよるので一概に言えませんが、僕は3回ぐらいまでなら躊躇なく戻って研ぎ直すようにしています。

あと、コンパウンドは基本『手』で磨いていますが、ボディの形状によってはモーターツールを使ったほうが効率がいい場合もあります。でも、摩擦熱で塗膜を痛めるリスクも大なので、モーター回転数のコントロールには注意が必要です。
写り込みの美しさをどこまで追求するかは本人次第ですが、深追いし過ぎるとクリアーの塗膜を超えて下地が出て台無しになるので、その1-2歩手前で止めるように心がけています。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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