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スーペリアモデルの250GTOのリペイント-21

昨年8月から始めたスーペリアモデルの250GTOのリペイント(銀色→濃紺)が完了しました。まぁ、自分が過去に作ったものに手を入れる行為は不毛というか何というか、イチから作るより得るものは少ないという事がよくわかりました..。
最後に残ったのはリアウインドウとボンネットに取り付ける小さなフード。このようなシビアな位置決めが要求されるパーツは、事前にマスキングテープで目安を決めておくと、手際よく作業できます。
ボンネットのフードも同様に…。使ったのは5分硬化タイプのエポキシ接着剤で、混ぜ合わせたものを爪楊枝の先に少量すくって、パーツのエッジに乗せてダレる前にそっと乗せるように取り付けました。
ボンネットのストラップ(革ベルト)は、プロポーションモデルなら1ピースで簡単に済ませちゃうところですが、可動となるとボディに残る側と、ボンネットに付く側の2ピースで考える必要があります。
ちなみに塗り替え前の銀色のモデルでは、製図用のテープとエッチングのバックルを使って、実物どおりの構成でしたが、それだと開閉時のハードルが高くなってしまうので、今回はユーザーフレンドリーな構成にしてみました。
材料はタメオから出ているエッチングパーツ(FT15)を短く切り詰めたもので、バックルのパーツを少し斜めに半田付けし、押さえの環を0.3mm幅の帯金で追加して立体感を出しています。
ボディ側のベルトは0.2mm厚の洋白帯金で、その先端にはキットのエッチングパーツを『コ』の字に切り欠いたものを使います。塗装はミッチャクロンを吹いた30分後に、ツヤ消しのダークアースをエアブラシしました。
ベルトをそれぞれエポキシで接着するとこんな感じ。実車とは若干見え方が違うけど勘弁してください。地味なボディと派手なV12エンジンのコントラストがいいっすね。作ってる最中は「もう勘弁してくれ〜」と思ったけど、完成するとまた作りたくなるのが不思議です(笑)

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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