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アカデミーの1/72ファントム製作記-徹頭徹尾その6

今日は空母に着艦する際、横に張られたワイヤーに引っ掛けて止まるテールフック(アレスティングフック)の塗り方をご紹介。ちなみに実物の画像はこちらで、左右のジェットノズルに近いということもあって、高温に晒されて焼け焦げた感じの塗装を目指します。
まずは実物にならって縦方向に筋彫り(段差)を追加し、リベットの配列も若干変更しました。
黒サフで下地を作ってから、ウイノーブラックで光沢塗装。生乾きのうちにスーパーミラーIIを吹いて基本塗装は終了。
アームの部分は複雑な色合いなので、エナメル系のクリアー塗料を乗せた後、溶剤を含ませた筆の先でごにょごにょと混ぜ合わせてボカします。
このままではパッとしないので、スモーククリアにフラットブラックを混ぜたものを吹いて、トーンを暗めに落としました。
フックの基部はウェザリングカラーのグランドブラウンを塗り、やはり溶剤を含ませた筆先で叩くようにボカして、下地の銀面を露出させます。仕上げとして暗めに調色したクリアーグリーンを、下半分の角に向けて薄吹きすれば完成!
基本的にはどのパーツも『サフを研いで下地を整える』→『ラッカー系で基本塗装』→『エナメル系で筆塗り』→『溶剤でボカし』→『スモーククリアもしくはアイアンを薄吹きしてトーン調整』という塗り方です。

1/43のメタル・レジンキットを中心に、模型製作のテクニックをわかりやすく紹介しています。
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