モデルカステンからF-14トムキャット用のレジンフィギュアを通販で買って、F-4Jファントムのコクピットに乗せようと四苦八苦! そのままでは足元がつっかえてシートに収まらないので、お尻の高さや足の開き具合を調整し、最後は足先をテーパー状に細く削ってなんとか着座してもらいました。
後席右側のパネルについては、キルティングパターンのカバーがあるのはS型で、J型はキットのままで良いそうです…。といっても今さらタイムマシンで過去には戻れないので、新たに買い足したキットからシリコーンとレジンでコピーしたもので置き換えることにします。
パイロットの右腕は操縦桿に手を添えているような感じで接着。このとき肩関節の落ち具合とか肘の角度とか、なるべく不自然にならないように注意しましょう。
残念ながら左手の先端部分に気泡があって、パテで直しているうちにダンゴになってしまったので、自分でイチから作ってみることに…。素材は曲げたり伸ばしたりが容易な真鍮線を使います。焼き鈍しはしないほうが良さそうです。
まずは太さ1.2mmの真鍮線の先をプライヤーで平らに潰し、そこに切り込みを入れて親指を独立させます。自分の手をしげしげと眺めつつ、指を折り曲げて拳が作れるように関節の溝を切ったり、たなごころの凹みを彫ったり、エッジを削って丸みをつけていきます。
最後に指を握り込む際、プライヤーだけではどうしても「グー」の状態まで持っていけなかったので、小さな金槌で矢印の方向に叩いて仕上げています。あとダイヤモンドディスクで指の谷間を削るとき、スペースの都合で1本足りてないのは内緒です。
実際に作業に取り掛かるまでは「面倒だぁ」と思っていましたが、やってみると意外と楽しめました。でも真鍮のエッチング製品でサムアップとかピースマークの素材があれば、簡単で便利そうですね。この後、フィギュアがONの状態でキャノピーが閉じるかどうかチェックしたところ、ヘッドレスト上に追加したエデュアルドのエッチングがキャノピー内面と干渉して、若干浮いたような状態でした。対策としては画像の赤線部分のバリを削り、コクピットフロアと胴体パーツが隙間なく付くようにすれば問題解決です。
F-4Jファントム再開-6(フィギュア編)
Comments & Trackbacks
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ヘルメットのデザインが多分違います。
バイザーとかベトナムの頃より新しいタイプになってますよね?
コメントありがとうございました。1970年代のヘルメットだと
APH-6とかそんな感じでしょうか?
とりあえず作品展も終わったので、作り直そうと思っています。